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執筆者の写真湯島 タケウチ

タケウチ店主のお肉論 第七話 アンチエイジング

更新日:2022年5月22日

『食べ頃』の後は『賞味期限』について。


タケウチに納品されるお肉にも個体識別番号、肉の部位、産地、加工日等が記されている。勿論『賞味期限』も。





例えば!シラスと300キロ超の鮪とでは、同じ魚でも食べ頃も賞味期限も大きく変わってくるのは、個体の大きさや寿命が関わってくるから。

生のシラスなら冷蔵庫で保存しても1日経てば悪くなってしまう。逆に鮪を釣れたてで食べたとしても堅くて美味しくないそうだ。塊で1ヶ月熟成させるお寿司屋さんもあると聞く。


牛は食肉の中でも大きい方。鶏や豚よりも飼育期間も長く、その点熟成やエイジングには適してると云えるし賞味期限も長い。

エイジングビーフ等はこの賞味期限を無視し、表面のカビの生えた部分をトリミングして中心の熟成部分を食べようという物。

腐る手前が一番美味しいなどと良く聞く話だが、プロの技術と目利きが無いと危険だ。


今年50歳になる私はいったい何時が、賞味期限なのか解りませんが、『食べ頃』は皆さん次第❗️

こいつ腐ってると思われても『それが旨いんだよ』と云う方達でタケウチのお客様は成り立っております♥️




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