牛を丸呑みするのも、バナナを皮ごと食べるのも無理な話だ。
『食材は小さければ小さいほど、優れている』昔こんな事が書いてある本を読んだ。
例えば、鰯も大きくなれば内臓は外すし頭や骨も残る。しかし、その稚魚のシラスならどうか?骨も何も全て食べられる。
皮を剥かれたり、内臓を取られた状態では生きられない。精米された米を水に浸けていても何も起こらないが玄米は発芽する。そう、まだ生きている。
『一物全体食(いちぶつぜんたいしょく)』といい食物は全体で一つの命、それを丸ごと余すところなく頂く、という考え方。
この考え方、今でもタケウチの料理に反映されている。ステーキの付け合わせには『ブロッコリースプラウトやそばの芽等の数種類の新芽』を必ず添えている。解毒や抗酸化に重要な『酵素』の生成を促します。
もし、牛がシラスみたいに小さくて、それをご飯にかけて食べたら……気持ち悪いですね
あの本に出会った頃(22歳)、コンクール出品の話をいただいた。
一皿でサーモンの全て食べれますよというコンセプトで出品。
見事入賞❗️若いのに大したもんで小(笑)
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