top of page

タケウチ店主のお肉論 第五話 『英五と進一』

更新日:2022年5月22日

まさかバナナに例えて牛ヒレ肉の説明をするとは思ってもいなかったが、今日はというと…。


さてタケウチで扱っているヒレ肉は黒毛和牛のA5ランクです。


で、この『A5』とは


歩留まり等級のABC3段階と肉質等級の1~5段階の格付けの事で、もう一度バナナで例えると


皮が薄くて食べるとこ沢山で尚且つ甘~いバナナが『A5』


逆に皮が分厚くて食べるとこ少ないくせに全然甘くないのが『C1』


しかし!バナナでは甘味で表現したが、肉質等級に関しては霜降りの入り方や肉の色ツヤ等の四項目の見た目の判断であり味の評価ではない!


『C1』は主に経産牛で、つまり『おふくろさん』だ!霜降りや水分は少ないが調理方や好みによっては不味いという事ではない(挽肉やスープ材になる事が多い)。


『A5』は松阪牛等の銘柄牛に多く、焼酎で背中を擦り餌を沢山食べるようビールを飲ませる。まさに肥育農家さんの汗と『酒と泪』の結晶なのだ。


さぁ、ここまできたら何に例えた話なのかお分かりでしょう。



忘れてしまいたい事があった時はタケウチのステーキを食べて眠ってしまいましょう!




閲覧数:19回0件のコメント

最新記事

すべて表示

タケウチ店主のお肉論 第24話 「煮え切らない」

やはり『煮る』は複雑です。作り手にも依って、煮汁の量・火の入れ方・最終形態で色々な呼び名がある様です。 皆さんが何処かのフランス料理店でメニューを見た時、判りやすい様にまとめました。 『ブレゼ』具材と煮汁を鍋に入れ、密閉状態でオーブンで蒸し煮 『ポシェ』調味液の中で味を含ませる様にフツフツと煮る 『エチュベ』極少量の液体や油分で、素材の水分を引き出す様に蒸し煮 『レデュー』煮詰める (ワインやソー

bottom of page